むし歯はどうしてなるの?
2021.11.19
「むし歯にならないように、歯磨きをしないと!」
そんな気持ちで、いつも歯磨きをがんばっていただき、嬉しいです(^^)
でも、そもそも、むし歯ってどうしてなるんだろう?
『しっかり歯を磨いてるのに、むし歯になっちゃうのはどうして?』と、思う方もいるのではないでしょうか。
むし歯は、歯が黒くなってそこから穴が開いていきます。
経験がある方も多いと思います。
一度、欠けてしまった歯は、一生元に戻ることができません。
皮フなどは、怪我をしても新しい皮フが再生しますが、歯は、失ってからではもう手遅れです。
その時は詰め物などを行ったり、神経を抜かなければならないことになります。
そんな、むし歯はどうしてなるのか…?
原因は主に3つ
①歯の質
②口の中の細菌
③糖のとり方
です。
そこで、むし歯の原因について、3回に分けてお伝えしていきます。
今回は、その中の歯の質についてお話します。
①歯の質
生えたての歯は、歯が硬くなる前の成長途中で、細菌により穴が開きやすいです。
また、奥歯など噛む面の溝が深いので、見えない所は磨きづらく、汚れが溜まりやすいことから、虫歯になりやすいです。
生まれつきの体質によっても、歯の質に違いがあります。
体質とは、、歯を溶かす酸に対して抵抗する力、唾液の量、歯並びなどがあげられます。
ご飯を食べたとき、歯を溶かす原因になる酸がお口の中に増えます。
これに抵抗する力が、人により少し異なります。
酸への抵抗力を検査で確かめることは難しいですが、
虫歯になりやすい原因として、その人の酸に対する抵抗力が小さいことになります。
☆対策☆
できる予防策として、
食事の摂り方や、歯磨きのタイミングを見直すことでも、むし歯予防の効果があります。
だらだら食べをせずに、決まった時間に食事をすることで、歯磨きの時間をしっかりとることができます。
また、唾液の量も人によって異なります。
唾液の量は加齢に伴い、減っていきます。
唾液の成分には歯の質を強くする作用や、酸を減らす作用があるので唾液の量が少ないとむし歯になりやすくなります。
他には、歯並びも原因のひとつです。
歯並びは見た目の問題だけだと思われがちですが、
歯が重なって生えていると、汚れが残りやすく、そこから細菌が増え、むし歯へと進んでしまいます。
予防するためには、歯の矯正もひとつの手段ですが、簡単にできることではありません。
その場合は、歯の磨き方だけでも、しっかりむし歯を予防することができます。
ポイントとして、
重なり合っている、歯ブラシでは届かない部分には、フロスやワンタフトブラシを使うことです!
使い方が分からなければ、歯医者さんで専門の先生に教わることも大切です。
もともとの体質だから仕方がない…。と思ってしまうかもしれませんが、
その方の歯のタイプに合った対処法が必ずあります。
なので、ぜひ歯医者さんに行き、お口の中を一緒に確認して、自分のむし歯になりやすい原因を、見つけていけたらいいですね♪
良い歯の質を保って行けるように目指しましょう(^^)!
次回【②口の中の細菌】についてお話します。
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