美味しい入れ歯!!
2017.04.20美味しい入れ歯!!
こんにちは!!
再び「ビリーズ・ブート・キャンプ」に入隊した、院長の小泉です。
むし歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、その部分には歯を再び作らなくてはなりません。
その方法は、様々。インプラントだったりブリッジだったり・・・。
もう一つ、重要な方法として「入れ歯」があります。
入れ歯と聞くと、非常にネガティブなイメージをお持ちの方が多いかと思います。
違和感がありそう・・・、噛めなそう・・・、すぐに外れそう・・・などなど。
しかし、入れ歯はそんなことありません!!
しっかり作製すれば、しっかり噛むことの出来る入れ歯になります。
今回は、そんなしっかり噛める入れ歯について書きます。
1.入れ歯が噛めない理由
歯を失い初めて入れ歯を入れた場合、やはりお口の中の異物感はあります。いきなり大きなものがお口の中に入ります。頬や舌に違和感を感じて当然ですね。
これは、どんな方にも起こります。
また人工の歯なので、自分の歯に比べると噛み心地が悪いです。
この異物感と噛み心地が入れ歯が嫌われる理由だと思います。
また、保険診療内でも入れ歯を作製する事ができます。しかし、保険の制約の中で決められた材料しか使うことが出来ません。したがって、強度を保つために厚みを保たなければなりません。厚みがある分、異物感は大きくなります。
2.素材を変えれば、快適な入れ歯に
では、どうすれば異物感の少ない噛むことの出来る入れ歯になるのか??
まず異物感に関しては、入れ歯の厚みが最も関係しています。
保険範囲内の入れ歯は、大部分を「レジン」と呼ばれる材料で作製します。(レジンを使う入れ歯のことを「レジン床義歯」といいます)
このレジンはプラスチックのような素材で、強度が弱いです。そのため、厚みを出すことによって強度を増さなければなりません。
この厚みが異物感の原因です。
では、何とか厚みを薄くする方法はないのか?
あります。
通常レジンを使うところに 金属 を使います。
入れ歯を入れた方にお聞きすると、異物感の一番気になるところは「舌触り」だそうです。入れ歯の舌が触ってしまうところを金属に置き換えることで、かなり舌感は変わります。
レジンに比べて金属の方が強度はあり、かなり薄くすることが出来ます。また、レジンに比べ金属はツルツルしており、舌が回しやすくなります。
↑ 左がレジン床義歯、右が金属床義歯
金属を使う入れ歯のことを、「金属床義歯」といいます。
金属床義歯にすることで、レジン床義歯にはないスッキリとして強度のある「噛める義歯」にすることが出来ます。
金属床義歯にはもう一つ利点があります。
金属は温度も伝えます。熱い食べ物や冷たい食べ物の温度が、金属を通じて下にある粘膜に伝わります。レジン床義歯ではない温感を感じることができます。
3.どんな金属を使うの??
金属床義歯で使われる金属には、3種類あります。
・コバルト → 強度は十分あるが、やや重い。
・チタン → 強度もあり、かなり軽い。インプラントにも使われる金属。
・白金化金 → 金を主成分とした合金。粘りがあり、噛む力を緩和する。
これらの金属は、その方の入れ歯の大きさや噛み合わせ、お口の状態によって選択します。
それぞれに利点欠点がありますので、それはまたの機会に・・・。
4.まとめ
保険範囲内で作製するレジン床義歯が全く噛めないわけではありません。いろいろ設計を工夫して、なるべく違和感の少ない、噛むことのできる入れ歯を作製することは出来ると思います。
しかし、制約のある材料は変えることは出来ません。
割れてしまったり、削れてきてしまったりします。
長く使うことを考えると、やはり金属床義歯を選ばれたほうがいいと思います。
ただ一つ難点なのが、保険診療外 なのです。自費診療になります。
価格に関しては、使用する金属や設計によって変わってきます。
是非、歯科医師にご相談いただければと思います。
ビリー隊長は厳しいんです。つらい時に「ワン・モア・タイム!」
でも、乗り切ったら笑顔で「グッ・ジョブ!」
ガンバレそうな気がします・・・。トレーニングDVDのお話しです・・・。
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