食べて、塗って、守って!!

2017.05.05

食べて、塗って、守って!!

こんにちは!

先日、StarWarsのDVDが出てドキドキしている、院長の小泉です。

映画は3回観ているんですけどね・・・。

 

よく市販の歯みがきペーストに、フッ素が配合されているのをご覧になったことがあると思います。

テレビのCMなどでも「むし歯予防にフッ素を!!」なんて言っているのも、よく見かけます。

では、フッ素って一体なんなのでしょう? なぜフッ素は虫歯を予防してくれるのでしょうか?

今回は、そんなフッ素のお話をしていきます。

 

1.フッ素とは何か?

フッ素を某フリー百科事典で調べると・・・

フッ素(フッそ、弗素、英: fluorine)は原子番号9 の元素。元素記号はラテン語のFluorumの頭文字よりFが使われる。原子量は 18.9984 で、最も軽いハロゲン元素。また、同元素の単体であるフッ素分子(F2、二弗素)をも示す。

電気陰性度は 4.0 で全元素中で最も大きく、化合物中では常に -1 の酸化数を取る。反応性が高いため、天然には蛍石や氷晶石などとして存在し、基本的に単体では存在しない。

だそうです・・・。難しいですね・・・。

要は、「天然に存在する成分であり、反応性が高い」ということです。

 

2.フッ素が虫歯予防になる理由

① 初期虫歯を治す

歯は食事をすると、カルシウムやリンなどの成分が溶け出していきます。これを 脱灰 といいます。しかし、溶け出した部分はそのままになっているわけではなく、唾液によってその部分を補っていきます。これを 再石灰化 といいます。

通常は脱灰と再石灰化はバランスが取れています。口腔内の状況によってこのバランスが崩れてしまうと、脱灰のみが進み 初期虫歯 となってしまいます。

フッ素は、脱灰された部分の再石灰化を促進してくれます。したがって、脱灰された部分に多くのミネラルを吸収させて、初期虫歯を治してくれます。

② 歯を強くする

歯の表面はハイドロキシアパタイトという成分で出来ています。初期の虫歯になるとこのハイドロキシアパタイトが脱灰してしまいます。

フッ素によって脱灰された部分が再石灰化されるとき、ハイドロキシアパタイトと反応して フルオロアパタイト というものに変化します。(フッ素は反応性が高いので)

フルオロアパタイトは構造的に硬く、歯を強化します。よって、脱灰しにくく初期虫歯を予防することが出来ます。

③ 虫歯のバイ菌を弱める

 ← 虫歯の原因菌です。恐ろしい・・・。

お口の中には、虫歯の原因になるバイ菌がたくさんいます。このバイ菌が出す酸によって歯が溶けてしまい、虫歯になります。

フッ素はバイ菌の酸を出す力を弱めてくれます。その結果、虫歯を予防することが出来ます。

 

3.フッ素はどのように行っていけば良いか?

では、フッ素はどのように行っていけばいいのか?

① 市販のフッ素入り歯磨きペーストを使う

 

 

フッ素の予防効果も広く知られるようになり、フッ素入り歯磨きペーストもたくさんの種類が販売されています。

やはり、フッ素が入っているものの方が予防効果はあります。しかし、市販されているものなので、フッ素の濃度はそこまで高くありません。効果としては、そこまで高いとは言えません。

② 歯医者さんでフッ素を塗る

歯医者さんでフッ素を塗る方法もあります。

 ← 歯医者さんで使用するフッ素です。

歯科医院で使用するフッ素は、市販の歯みがきペーストより濃度が高いです。したがって、定期的に塗ることで、虫歯の予防効果はかなり上がります。

塗る時間も、ホンの数分です。また、定期的に歯医者さんにいらっしゃることで、虫歯のチェックも出来ますし、クリーニングや小さな虫歯があれば簡単に治療が出来てしまいます。

 

4.フッ素はどんな人が塗ればいい?

基本的にフッ素は子供から大人まで全ての方に効果があります。

特にお子さんには効果が高く、時期としては乳歯が生え始めたくらいからをおススメしています。歯みがきが出来るようになったら、塗ってあげてください。

市販の歯みがきペーストを使用する場合、ペーストの量は年齢が小さい場合は少しで十分です。(歯ブラシに1~3mm程度)大きくなるにつれて少しずつ増やしてください。また、歯みがき後のうがいは1回くらいにしてください。

歯医者さんで塗る場合は、出来れば3ヶ月に1回のペースをおススメします。予防の効果も高く、虫歯のチェックも出来ると共に、お子さんも歯医者さんに慣れてくれます。

大人の場合は、日常をフッ素入り歯みがきペーストで磨いて頂くと共に、歯科医院での定期検診、クリーニングをおススメします。クリーニングの最後にフッ素入りのペーストで歯の表面を磨くことで、虫歯予防の効果が高まります。

 

定期検診、クリーニングは3ヶ月に1回、最低でも半年に1回を目安にしてください。

 

5.まとめ

フッ素は、虫歯予防に対して非常に有効な方法です。

しかし、フッ素を塗っているからといって虫歯にならないわけではありません!!

毎回の歯みがきをしっかり行い、虫歯の原因となるプラークを取り除かなければなりません。また、定期的なクリーニングによって、歯石等の汚れを取っていくことも大切です。

ブラッシングをしっかり行い、クリーニングをして、フッ素を塗り、大切な歯を虫歯から守りましょう!!

 

実は5月4日は「StarWarsの日」なんです。

May(5月)the Force(4th 4日)be with you. ということです。

何の事だか分からない方、すみません・・・。

 

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