二人の間には、危険がいっぱい!!

2017.03.27

二人の間には、危険がいっぱい!!

こんにちは!!

卒業シーズン、ふと自分の卒業を思い出してしまう、院長の小泉です。

大学卒業が約17年前ですね。あー懐かしい・・・。

 

前回の記事で、ブラッシングの方法をご紹介いたしました。

詳しくはこちら↓

小泉デンタルクリニックブログ「ブラッシングはバスでキマリ!!」

お口の中で汚れ(プラーク)の溜まりやすいところは、歯と歯ぐきの隙間です。これを歯周ポケットといいます。

実は、もう一つ溜まりやすい場所があるんです。

それは、歯と歯の間!!

歯と歯はお互いにくっついておらず、隣り合って並んでいます。その歯と歯の間には隙間があり、プラークも溜まりやすくなっています。

今回は、そんな歯と歯の間をキレイにする方法をご紹介いたします。

 

1.歯と歯の間はどうなっている??


通常歯は1本ずつ並んでおり、隣の歯と隙間なく接しています。そして、その接している部分の下には、歯ぐきがあります。この場所を 歯間部 といいます。

人は食事をする時、前歯で食べ物を噛み切り、奥歯で食べ物をすり潰していきます。歯同士は連結されていないため、食べ物を噛むと力がかかり、1本1本の歯が微妙に動きます。

その結果、隣り合っていた歯と歯の間に隙間が生まれ、食べ物が入りやすくなってしまいます。食べ物はどんどん押し込まれ、歯間部の歯ぐきに溜まっていきます。これがプラークとなり、虫歯や歯周病を引き起こします。

この場所は唾液も届きにくいため、溜まったプラークは残りやすく非常に危険なのです。

 

2.では、どうやって掃除をするか??

歯間部は、とても狭いです。普通の歯ブラシでは、なかなか届きません。歯間部のブラッシングをするためには、特殊な器具を使用します。

① 歯間ブラシ

歯間部を掃除する歯ブラシです。

使い方は簡単。歯と歯の間に入れて、シャカシャカ出し入れするだけです。歯間部のプラークや食べ残しをキレイに取ることが出来ます。

いくつか注意点があります。

・サイズを合わせる

歯間ブラシには、たくさんのサイズがあります。(3S~LLくらいまで) 使用するには、歯間部の大きさにあったサイズを使うことが大切です。歯間部が小さいところに大きな歯間ブラシを使うと、歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。どのサイズがいいのかは、歯医者さんでお聞き下さい。

・入れる方向に気をつける

歯間ブラシで難しいのは、入れる方向です。方向を間違えてしまうと、歯ぐきに刺さってしまいます。特に難しいのは、上の奥歯です。鏡でも見えにくいので、感覚でやってしまいがちです。難しい場合は、歯医者さんでやり方を確認してみてください。


② デンタルフロス

一般的に言う糸ようじです。糸を使って歯間部を掃除します。歯と歯の間からパチンと入れ、歯に沿わせるようにして動かします。

やはり、デンタルフロスにも注意点があります。

・糸だけのものを使う

市販されているデンタルフロスには、弓状になっているものがあります。持ち手が付いてやりやすいのですが、一つ難点があります。糸を歯間部に入れ、はずす時に上に持ち上げなければなりません。糸に付いたプラークが、残りやすくなってしまいます。また、歯に装着している詰め物を取れやすくしてしまいます。

糸だけのものであれば、入れた後横に引き抜くことが出来、プラークが残りにくいです。是非、おススメします。

・強く押し付けない

 

デンタルフロスは糸だけのものなので、何となく汚れが取りきれていない感じがします。プラークを取ろうと、歯ぐきに強く押し付けてしまうことがあります。糸は結構細いので、歯ぐきを傷つけてしまいます。

デンタルフロスは、プラークを取り除きやすい構造をしています。やさしく当てても十分にキレイになります。優しくしましょう。

 

3.まとめ

虫歯や歯周病を防ぐために、通常の歯ブラシは勿論のこと、歯間ブラシやデンタルフロスが重要になってきます。

以前お伝えしたバス法を全体的に行い、歯間ブラシやフロスを使うとなると、かなりの時間がかかります。初めのうちは、面倒に感じてしまうかもしれません。しかし慣れてくれば、気にならなくなると思います。

歯間ブラシやデンタルフロスを使った歯みがきがルーティーンになるよう、頑張ってください!!

 

実は、大学の卒業式の日には歯科医師国家試験の合否は分かってなかったんです。(たしか、そうだったような・・・)

卒業式で嬉しいやら、不安やら・・・。複雑だったな・・・。そんな記憶が・・・。

 

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