なぜ歯医者さんは何回も通うのか!?

2016.06.20

なぜ歯医者さんは何回も通うのか!?

こんにちは!

院長の小泉です。

皆さんは歯が痛くなったり、詰め物が取れたり、様々な理由で歯医者さんに行かれるかと思います。虫歯の治療や歯石のクリーニングなどの治療を行う際、「何で何回もかかってしまうのだろう??」と思われたことはありませんか?歯医者さんが何回もかかってしまうのには理由があるのです。

1.クリーニングは1日片方しか出来ない!

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歯石取りや着色取りなど、お口のクリーニングをご希望されることがあるかと思います。その際1日で上下どちらか片方しか出来ないといわれたことはありませんか?これは健康保険の制度で決まっているのです。初めに来院されると、まず現在のお口の検査、全体的なレントゲン写真の撮影を行います。その後特に大きな問題が無ければクリーニングをしていくのですが、上下どちらか片方しかクリーニングできない決まりがあるのです。(医院によっては上下クリーニングしてしまうこともあるようですが・・・。)なので、全体的なクリーニングをするためには最低でも2回は通院することになってしまいます。

2.虫歯が大きくなってしまうと、回数も増えてしまう!

実は、虫歯の大きさや状態によって通院回数は大きく異なります。色々なケースがあるのですが、今回は神経のある歯の虫歯の対しての場合をご説明いたします。

・虫歯が小さい場合

初期虫歯

虫歯がとても小さく、範囲が狭く深度が浅い場合、治療回数は1回10分程度で終わってしまいます。虫歯を取って、白い詰め物(コンポジット・レジン)をしておしまいです。ほとんどの場合、麻酔も必要ありません。

・虫歯が少し大きい場合

深い虫歯

虫歯が少し大きくなると、治療は変わってきます。まずは麻酔をして虫歯を取り除いていきます。取った後、歯の神経の近くまでいっていなければ型取りをして仮の蓋を詰めて終わります。後日(3~5日後)出来上がった詰め物を歯に接着して、治療は終了します。なので、治療の回数は2回で終わります。

・虫歯が大きい場合

 

神経到達 虫歯

虫歯が大きくなってしまうと、さらに大変です。麻酔をしてやはり虫歯を取っていきます。虫歯が深く広がっている場合、歯の神経まで達していることが多いです。達してしまったら、神経を取っていきます。神経を取った後、中に薬を入れ仮の蓋を詰めてその日は終了。次の回に状態が良ければ、神経のあったところに最終的な薬を詰めて神経の治療は終了。あとは、その歯に補強の土台を立てて、形を整え型取りをし、後日差し歯を接着して終了となります。

治療の回数としては、4~5回かかってしまいます・・・。大変ですね・・・。

・虫歯がとても大きい場合

かなり大きな虫歯

虫歯がとても大きく、上に部分がなくなって根だけになってしまっていたりすると、最悪の場合抜歯しなくてはならないかもしれません。歯を抜いてしまうとその後の治療によって通院回数は異なってきます。(詳しくはこちらのブログをお読み下さい)しかし上記の場合に比べると、回数は間違いなく多くなってしまうでしょう。

さらに大変になってしまいます・・・。

3.まとめ

以上のように、歯医者さんに通う回数はその方の状態によってかなり異なってきます。我々歯科医師もなるべく少ない通院回数で終わることが出来るよう、考えながら治療していきます。

何回も治療に通わないようにするためには、虫歯を大きくしないことです。

定期的な検診と日頃のブラッシングで予防することが大切!!

クリーニングだけなら2回で終わりますので、お時間のある時にお越し下さい。

小泉デンタルクリニック 

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