間違ったその”癖”が、痛みの原因でした。

2022.01.31

 

まだまだ寒い日が続いていますね。

今年もあっという間に、1ヶ月が経ちました。

コロナの感染も続いている世の中ですので、

『マスク手洗いうがい消毒』が、習慣になってきたのではないでしょうか。

 

歯医者さんでの定期的な検診も大切です!

 

検診に来ている患者さんの中に、顎が痛い、しみるという方が多くいます。

顎関節症知覚過敏にみられる症状です。

 

 

ところでみなさんは、

無意識に上下の歯を接触させていませんか?

もしかしたら、それが”癖”になっているのかもしれません。

 

実は本来、食事や会話のときくらいしか上下の歯は接触しないのが健康な状態です。

1日の中での上下の接触時間は20分以内といわれています。

 

 

歯ぎしりくいしばりがしみる、痛みの大きな原因ではありますが、

ただ上下の歯が接触しているだけでも負担はかかっているのです。

 

 

奥歯のかみ合わせの溝の部分がすりへっていたり、

八重歯が平らになっていたり、

歯と歯茎の間の部分がくぼんでいることはありませんか?

 

それもすべて上下の歯の接触癖が原因です。

 

そこから、知覚過敏顎関節症の症状があらわれます。

 

マウスピースの装着が予防のひとつにありますが、

寝ているときよりも、日中のほうが無意識的に癖となっていることが多いです。

 

マウスピースは、夜寝ているときに装着するイメージですが、

普段起きているときにも装着することをおすすめします。

 

しかし、生活している中でマウスピースをつけるのは少し抵抗がある方も多いと思います。

接客業で話しづらいと感じたり、違和感で集中できなかったりと。

 

そこで、マウスピース以外に、上下の歯の接触を意識するだけでも予防になります。

 

正常の舌の位置をご存知ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑この図のように、

舌全体が上顎にひっついた状態が正しい位置です。

この状態を意識するだけでも、改善ができます!

 

舌の位置を正常にするだけでも、

歯と歯の接触を自然に保つことができるので、

そんなに難しいことではないと思います。

 

意識することを続けてしまえば、それが習慣になり”癖”となります。

 

むし歯や歯周病ではないのに、痛みが出てしまうことがあります。

それが、ご自身の生活習慣からくるものだと分かれば、意識するだけで改善ができます。

 

ぜひ、お試しあれ♪ˆˆ

 

 

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