いつの間にか、臭ってる??
2018.09.29いつの間にか、臭ってる??
こんにちは!!
めっきり気温が下がり、ちょっと嬉しい、院長の小泉です。
人は、年を重ねると共に様々な臭いがしてきます。よく言われるのが、「加齢臭」。男女で臭いの質も変わるようです。
私も、気になるところです。
そして、もう1つ。気になる臭いがあります。それは、「口臭」。
本人はお口の臭いに気付きにくく、また周囲の人もなかなか指摘できないデリケートな問題ですね。
今回は、この口臭について書いていきます。
1.口臭の原因は何だ??
お口の臭い、口臭。主な原因は大きく2つに分けることが出来ます。
① 生理的口臭
この口臭は、普段生活している中で自然に起こるものです。たくさんの原因があります。口臭の殆どは、この生理的口臭だと言われています。
・食べ物や喫煙
ニンニクやネギ、キムチなど臭いの強い食べ物を食べた場合、起こります。また、アルコールやタバコによっても、口臭は起こります。
・歯垢や舌苔
食事をした後、必ず歯や歯茎、舌に歯垢と呼ばれる汚れが溜まります。歯垢の中にあるタンパク質がお口の中にいる細菌に分解され、出てくる物質(メタンチオールなど)が臭いの原因となります。
・口呼吸
生活している時や睡眠中、お口で呼吸していると、お口の中が乾燥していきます。乾燥によって、唾液の量が減り細菌の数が増えることで、臭いがしてきます。朝起きたときにお口の臭いを感じるのは、そのためです。
・膿栓
膿栓(のうせん)とは、喉の奥にある扁桃腺から出てくる小さな塊です。細菌や汚れなどの塊で非常に臭い物質なため、出てくると口臭となってしまいます。
② 病的口臭
病的口臭とは、身体の病気によって起こる口臭です。
・虫歯・歯周病
虫歯によって歯に穴が空いていたり、歯周病が進行して歯周ポケットが深く空いている場合、その部分に歯垢が溜まりやすく、細菌も多くなります。そのため、細菌が出す臭いの物質も多くなり、口臭となってしまいます。
・身体的な病気
お口ではない、身体の病気からお口の臭いが出る場合があります。具体的には・・・
慢性鼻炎(蓄膿症)
慢性気管支炎
胃潰瘍
肝炎
糖尿病
などがあります。
2.口臭を防ぐには??
① お口の中をキレイにする
口臭の原因の多くは、お口の中の歯垢です。歯垢のタンパク質を細菌が食べることで、臭いの原因物質が出てきます。
したがって、歯垢をお口の中に溜めないようにする事が重要です。
毎日のブラッシングをしっかり行う。虫歯や歯周病がある場合は、治療して歯垢が溜まりにくい環境にする。これが大切です。
② 喫煙やアルコールを控える
タバコやアルコールも口臭の原因です。出来れば禁煙し、アルコールも控えると良いかと思います。特にタバコは、歯周病にも悪い影響を与えるため、禁煙されることをおススメします。
③ 身体的な病気を治療する
身体的な病気に関しては、治療することで改善されると思います。
慢性鼻炎や蓄膿症の場合、鼻からの呼吸が出来ないため、どうしても口呼吸になってしまいます。お口で呼吸することにより乾燥してしまい、より口臭が発生しやすい環境になってしまいます。
是非とも、専門の医院に行かれることをおススメいたします。
3.まとめ
口臭は、なかなか本人では気が付かないものです。
かといって、かなり親しい方でも指摘しにくいと思います。
非常に難しい問題ですね。
もし気になられる方は、歯科医師にご相談ください。
もしかしたら、意外な原因があるかも・・・。
昔、「おじいちゃん、お口臭~い」と孫に言われるCMがありましたね。
今考えると、結構パンチのあるCMでした・・・。
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