歯の根の治療って、どういうこと!?

2016.06.26

歯の根の治療って、どういうこと!?

皆さんは歯医者さんで歯の根の治療のために何回も通われた経験はありませんか??歯の治療の中で根の治療というものはよく行われます。治療の際、歯科医師から説明があったと思うのですが、「良く分からなかった」とおっしゃる方は多いです。今回は、よく分からない「歯の根の治療」について解説していきます。

1.そもそも歯の根には何があるのか!?

臼歯

歯には、大きく分けて歯ぐきから出ている部分と歯ぐきの下に隠れている部分があります。歯ぐきから出ている部分を「歯冠(しかん)」といい、歯ぐきの中に隠れている部分を「歯根(しこん)」と呼びます。歯の根の部分とは、その歯根の事を指します。歯はこの歯根の部分が歯ぐきの下にある骨に支えられて、噛む力に耐えることが出来るのです。歯根の内部には「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経が入っています。この神経が冷たいものでしみる感覚や虫歯で痛みを感じる感覚を持っています。

2.歯の根の治療って、何だろう?

もし虫歯が大きくなり歯髄まで達してしまうと、何もしていなくてもズキズキ痛みを出してしまいます。その場合、根の中にある歯髄を取り除かなければなりません。虫歯のバイ菌が神経にまで達してしまい炎症を起こしているため、神経自体を取っていくのです。これが「歯の根の治療」と呼ばれるものの正体です。神経を取り、中にいるバイ菌を消毒していく治療です。

3.では、どういう治療をしていくのか!?

歯の根の治療には、大きく分けて4つのステップがあります。

STEP 1

虫歯

虫歯が神経まで達している場合、神経に炎症が起こっている場合が多いです。治療の際痛みが出ないように、麻酔をしていきます。

STEP 2

虫歯除去

麻酔が効いてきたら原因の虫歯を取り、神経の治療が出来るよう穴を開けていきます。この際反対側の歯と噛み合わない様、歯の高さも低くします。(噛む力がかかってしまうと痛みが出てしまうことがあるため)

STEP 3

根管治療

根の中にある神経を、細い器具を使って取り除いていきます。神経を取った後、消毒のお薬を根に中に入れ仮のフタをします。そして後日根の中の状態を確認し、良好であればSTEP4へ行きます。逆にキレイになっていなければ、再度消毒のお薬を入れフタをします。

ちなみにこの処置によって痛みは消えしまう為、お薬を入れたまま放置してしまう方が多いです・・・・。時間が経ってしまうと、治療が進まないどころか悪化してしまいます・・・。完治するまで、通院してくださいね。

STEP 4

根管充填

根の中が消毒によってキレイになったら、神経のあった管を特殊な材料で隙間無く埋めていきます。この時、根の中にバイ菌が残ってしまうと、将来根の先端に膿の袋を作ったりします。細心の注意を払って、治療していきます。

これで歯の根の治療は終了です。

4.まとめ

以上が謎に満ちた「歯の根の治療」の正体です。

この後、STEP2で空けた穴を詰め物で詰めたり、差し歯を付けたりすることで、治療は終了となります。

根の治療になってしまうと、治療の回数も多くなってしまいます。

虫歯を大きくしない様に、いや虫歯にならないように。

 

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