インプラントの夏、日本の夏。

2022.07.01

こんにちは。

小泉デンタルクリニック院長の小泉です。

 

皆様はどんな日々をお過ごしでしょうか?

 

 

気が付けば、今年も半分過ぎ去ってしまいました。

ついこの間、お正月だったような気がするのですが・・・。

 

桜は見たかな? GWってどっか行ったっけ? 梅雨はあったかな?

 

思い返すと、遠い過去の記憶のように感じます。

 

2022年後半戦。

年末に思い出せないことの無い様、毎日をしっかり生きていこうと思います。

 

 

実はワタクシ、衛生士学校の講師も行っています。

8月から10月までなのですが、毎週2コマずつ学生さんに講義をしています。

 

担当のテーマは、

「インプラントアシスト」

インプラント治療の説明や手術の手技、アシスタントに付くために必要な知識を教えています。

学生さんに教えることで、逆に学びになる部分も多く、いつも勉強になります。

 

 

そこで今回は、インプラント手術はどんなことをやっているのか?について書こうと思います。

このブログで全部を書いてしまうとかなりの長文になってしまうので、3部作にさせて頂きます。

 

 

では第1部。

題して

 

「1次オペ」

 

インプラントは、簡単に言うと人工の根をあごの骨の中に入れて、その根を土台として歯を作っていく治療法です。

1次オペとは、あごの骨の中に人工の根を埋め込む手術のことを言います。

インプラント治療をする際、必ず術前に検査を致します。

CTと言われる3次元的に見ることの出来るレントゲンを撮り、治療をする部分の骨を詳しく解析します。

骨の厚み、幅、高さを確認し、シュミレーションを行い、インプラント治療を安全に行うことが出来るか確認をしていきます。

 

検査後、患者さんに状況の説明を行い、ご理解頂いた上で治療が開始されます。

 

 

治療のステップ

 

1.麻酔

まずは麻酔を行います。

通常であれば、虫歯の治療で使用する麻酔と同じものを行います。

 

2.切開

人工の根を入れる骨は歯ぐきの中にいます。

治療する部位の歯ぐきをメスで切開し、開いていきます。

 

3.ドリリング

人工の根を入れるための穴を骨に開けていきます。

インプラント用の特殊なドリルを使用し、骨に負担がかからないようにゆっくり開けます。

 

4.埋入

骨に穴が空いたら、人工の根を骨の中に入れていきます。

ここでも骨に負担がかからないようにゆっくり入れていきます。

 

5.縫合

人工の根が骨の中に入ったら、開いた歯ぐきを糸で縫って閉じていきます。

傷口が開かない様、しっかり縫っていきます。

 

以上のステップをクリニックYouTubeにて公開しております。

もしよろしければ、ご覧くださいませ。

「インプラントで噛める歯に!!インプラントの治療法を解説します!!」

👆ここをクリック!!

 

 

これで手術は終了です。

最後に縫った糸は、1週間後に取り除きます。

その後は、人工の根が骨と固まるまでしばらくお待ち頂きます。

骨の状態が良ければ約2カ月半。

骨の密度が薄いような場合は約6カ月。

 

時間が経過し固まったのを確認したら、次のステップへ続きます。

それは、次回のブログで・・・。

 

 

 

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