入れ歯で噛んでやる!!
2016.09.05入れ歯で噛んでやる!!
こんにちは!!
最近お菓子の食べすぎで太ってきた院長の小泉です。
「入れ歯」というものにどのようなイメージをお持ちでしょうか?「食べにくそう・・・。」「違和感が大きそう・・・。」確かに入れ歯は大変な部分もあります。しかし最近の入れ歯はかなり進化しており、より快適に噛むことが出来るようになって来ました。
今回はそんな進化した入れ歯について書こうと思います。
・入れ歯とはどんなもの??
一般的に言われる入れ歯の正式な名称は「義歯(ぎし)」といいます。入れ歯は歯周病や虫歯で歯を失ったところに入れる人工の歯です。取り外しを自分で行うことができ、洗浄することもできます。
入れ歯には大まかに分けて2種類あります。
1.部分入れ歯(局部床義歯)
これは、部分的に歯を失ってしまったときに入れる入れ歯です。失った部分の周りの歯にバネを掛け安定させます。
2.総入れ歯(全部床義歯)
全ての歯を失ってしまった場合に入れる入れ歯です。周囲に歯がないため安定させるために部分入れ歯よりも大きくなってしまいます。
入れ歯の歴史は古く、ヨーロッパでは紀元前700年前には使われていた記録があり、日本でも平安時代に木製の入れ歯があったようです。(仏像を作る職人さんが作っていたらしいです・・・。)
・入れ歯は何が大変なの??
歯を失ったところに入れる入れ歯。初めて入れる方にとって、入れ歯はなかなか大変なものなのです。では、何が大変なのか・・・?
・違和感
入れ歯は設計上、歯の部分だけではなく歯ぐきのところを覆う「床」と呼ばれるピンク色の部分があります。これによって歯ぐきに密着させ安定することが出来るのです。しかし、この床の部分の違和感が大きいのです。お口の中に入っている異物感だったり舌触りに慣れるのに時間がかかります。
・噛みにくさ
初めて入れ歯を入れてバリバリ噛む事が出来るかと言うと、なかなかそうはいきません。やはり人工の歯なので自分の歯との咬む感覚は違います。最初はまず咬むことの練習から始めます。
・取り外し
入れ歯は自分ではずすことが出来ます。それゆえの面倒さもあります。食事が終わった後、ご自身の歯をブラッシングする時にはずし、入れ歯を洗ってまたお口の中に戻します。外出しているときなどは、なかなか大変です。
・見栄えの悪さ
部分入れ歯の場合、前歯に入れ歯を支えるバネを掛けてしまうと、金属で出来ているため笑った時に目立ってしまいます。いかにも「入れ歯を入れている」という感じになってしまいます。
・入れ歯も進化する!!
入れ歯にはこのような大変さが必ずあります。しかし、新しい素材や技術によってその大変さを少しでも少なく出来ることが出来るようになって来ました。
1.金属床義歯
入れ歯にある床の一部を金属に変えることにより、違和感を少なくすることが出来ます。通常の床の場合プラスチックで出来ているため、強度を増すために厚くしなければなりません。またプラスチック特有の舌触りも違和感があり話しづらくなります。
この床を一部金属に置き換えることにより、厚みも薄くなり異物感を少なくすることが出来ます。また金属なので舌触りも良く、話やすくなります。もうひとつ、金属は温度を伝えやすいので食べ物の温かさを感じることができます。
2.ノンクラスプ義歯
部分入れ歯において、歯に掛けるバネを金属ではなく歯ぐきと同じ色の素材を使うことにより、審美性を良くした入れ歯。前歯にバネを掛けなければならない時に目立たなくすることが出来ます。入れ歯自体も通常のプラスチックより柔軟性があり、咬む力を和らげ噛み心地を快適にします。
3.インプラント ロケーター
主に総入れ歯のときに使用します。
歯を全て失いアゴの骨も少なくなって、総入れ歯の安定がうまく得られない時、骨の中にインプラントを入れ安定を求めます。総入れ歯が合わず咬みにくい、外れやすいという方にとてもいい方法になります。
また、上の総入れ歯で上アゴの部分を覆うと「オエッ」となって入れることが出来ないという方にも入れ歯を小さくすることが出来ます。
・まとめ
近年、歯科全体が「歯を抜いたらインプラント」という流れになっています。確かにインプラントはとてもいい治療法です。しかしインプラントをする為に骨の無いところに無理に骨を作りインプラントをした結果、トラブルが起こることも少なくありません。
高齢化が進む中で、骨が少なかったり全身の状態によりインプラントが出来ない方も多くなっていると思います。
いま、「入れ歯」という治療法が見直されていく時期に来ているのではないか?と思います。
ここで、快適な入れ歯を選択されてはいかがでしょうか?
太ってきた僕は、「お菓子を食べない」選択をしようと思います・・・。
でも、買っちゃうな・・・。たぶん食べちゃうな・・・。
小泉デンタルクリニック ← Click Here
下北沢駅南口から徒歩9分 ← アクセスはこちら
03-6450-8186 ← Call Please