ブリッジの喜びと悲しみ

2019.12.13

ブリッジの喜びと悲しみ

こんにちは!!

小泉デンタルクリニック院長の小泉由一郎です。

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虫歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、再び歯を作らなければなりません。

その方法として、

・ブリッジ

・義歯(入れ歯)

・インプラント

などがあります。

それぞれの治療法にメリット・デメリットがあります。したがって、治療前にしっかり説明させて頂いて、ご選択頂く事になります。

さて、これらの治療法の中で最も分かりやすいものが、ブリッジ だと思います。

ブリッジにも、良い点や欠点があります。

今回は、そんなブリッジについてお話いたします。

 

1.ブリッジってなに??

虫歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、その部分に歯を作らなければなりません。

その方法の一つとして、ブリッジがあります。

失ってしまった歯の両側にある歯に被せ物を作り、人工の歯を繋げ歯に装着していくものです。

ブリッジにより、失った部分に再び歯を作ることが出来ます。

  

 

 

2.ブリッジのいい所

ブリッジには、たくさんの利点があります。

① 違和感が少ない

ブリッジは、装着したあとの違和感が非常に少ない治療法です。

両隣の歯に被せる歯も大きくなく、人工の歯も元々の歯の大きさになるため、舌触りや頬や唇に違和感を感じにくいのが特徴です。

② 保険が適用できる

ブリッジは保険適用の治療です。したがって、価格的に抑えることが出来ます。

奥歯3本のブリッジの場合、装着する際に約1万円、型取りをする時に約5千円の費用が掛かります。(3割負担の方の場合)

③ 治療期間が短い

ブリッジは、治療の期間が短く、早く終わることが出来ます。

歯を抜いた後、歯ぐきが治るまで待たなければなりませんが、基本的に両隣の歯の形を整え型取りをし、次の回に出来上がったブリッジを装着して終わりです。

 

3.ブリッジの欠点

ブリッジには良い点もありますが、欠点もあります。

① 歯を削らなければならない

ブリッジは抜いてしまった部分の両隣の歯を削り、差し歯を装着しなければなりません。

元々差し歯が入っている場合は、それを外して作り直すだけでいいのでそこまで削る量は多くなりませんが、全く虫歯が無い歯の場合、健康な部分を削らなくてはならず、歯に対するダメージは大きいものになってしまいます。

② 歯を繋げなくてはならない

基本的に歯は、1本1本単独でいることが通常です。個々に分かれていることによって咬む力を分散させています。

しかし、ブリッジは数本の歯を繋げてしまうことになります。これは、歯に対する負担を大きくします。

また、失った歯の部分の力を支えている歯が負担します。したがって、支えている歯は常に自分の負担以上の咬む力が掛かっています。

そのため、時には歯の根が割れてしまい、支えている歯も抜かなければならない状況になってしまうこともあります。

③ お掃除が大変

ブリッジの中心にある人工の歯は、下にある歯ぐきに接するような設計で作ります。人工の歯と歯ぐきはくっついていないため、必ず隙間を作ります。また、人工の歯と支えている歯との間にも隙間は出来ます。

この隙間に汚れが貯まってしまうと、支えている歯が虫歯になってしまったり、歯ぐきを腫れさせてしまうことがあります。

ブリッジは繋がっているため、デンタルフロスは通りません。歯間ブラシやスーパーフロスと呼ばれる特殊なデンタルフロスで、隙間のお掃除をしなければなりません。

以上のように、ブリッジには様々な欠点があります。

 

4.まとめ

歯を抜かなければならない場合、その後の治療をどうするのか?必ず説明いたします。

今回お話させて頂いたブリッジに関して、このように利点・欠点があります。

しかし、これはブリッジに限らずインプラントや入れ歯に関しても同じです。

それぞれの治療法が良い悪いではなく、患者さんにとってどの治療法が最も適切なのか?そこをしっかりご説明致します。

治療の方法、利点・欠点、期間、費用。

全てをお話し、患者さんと一緒に治療法を決めていく。

これが最も大切なことだと、私は思っています。

もし歯を抜いてお困りの方は、是非一度お越し下さい。

ご相談だけでも構いません。

お待ちしております。

 

木村拓哉さんもドラマの中で言っていました。

「自分たちの料理を押し付けるのではなく、それぞれのお客様の要望にあった料理を提供していく。」

がんばれ!!グランメゾン東京!!

 

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