疲れた身体で叫ぶモノ

2018.05.18

疲れた身体で叫ぶモノ

こんにちは!!

GWは益子の陶器市に行ってきた、院長の小泉です。

 

お仕事が忙しく疲れていたり、風邪を引いてしまった時、歯ぐきに腫れたような感覚が出ることがありませんか?

この感覚、疲れが取れたり風邪が治ると自然と無くなってしまうことが多いです。

そのうち忘れてしまって、再び疲れたり体調を崩すと現れてくる・・・。

こんな経験をお持ちの方、いらっしゃると思います。

これ、実は歯の中の問題が原因かも。

今回は、そんなたまに出てくる歯ぐきの腫れについて、お話いたします。

 

1.なぜ疲れたり、風邪の時に腫れてしまうのか?

疲れている時、身体の中ではエネルギーが不足になります。肉体的・精神的に能力が低下している状態です。

それに伴い、身体の抵抗力も低下してしまいます。

風邪などの病気に罹っている時も、ウィルス等に感染しているため、身体の抵抗力は低下します。

そんな時、もし歯や歯ぐきの中に細菌がいた場合、抵抗力が下がってしまうため、細菌達は数を増やし暴れだしてきます。それが歯ぐきの腫れとなって、出てくるのです。

 

2.歯ぐきが腫れてしまう原因とは??

疲れているときに歯ぐきが腫れてしまう原因には、様々な事があります。

その中で、おそらく最も多いのは、「歯の根の膿」です。

ある原因で根の先に膿を溜めてしまうことで、抵抗力が下がると膿が暴れだし、歯ぐきが腫れてしまいます。

その他に考えられる原因としては、歯周病や親知らずなどがあります。

3.膿の正体

歯の根の膿のことを専門的に、「根尖性歯周炎」といいます。

歯の中には、歯髄と呼ばれる神経が入っています。虫歯が大きくなり神経まで達してしまうと、神経自身を取らなければなりません。神経を取った後は、根に中にお薬を詰めて神経の治療は終了となります。

 

しかし、お薬を詰める際、根の中に虫歯の細菌が残っていると、ドンドン増えていき根の先に移動していきます。その細菌が歯の根と周りの骨との間に溜まっていき、膿に変化していきます。

この膿は、自然に治ることはありません。時間と共に少しずつ大きくなっていくこともあります。

治療するためには、根の中を再度消毒しなければなりません。

 

4.まとめ

根の膿は、通常身体の抵抗力によって抑えられています。そのため、特に症状も無く過ごされる方もいらっしゃいます。

しかし、膿自体は消えることはありません。そして徐々に大きくなり、疲れていなくても歯ぐきが腫れたり、噛んだ時に痛みが走ったりします。

もし検診で歯科医院に行き、レントゲンで根の先にアヤシイ部分が見つかった場合は、早めに治療されることをおススメします。

治療は早期に。悪化する前に。

 

益子の陶器市、とても楽しかったです。作家さんの作品とお客さんで溢れていました。

 ← 会場のお手洗いの壁。スゴイ。

 ← 窯元です。ここで陶器を焼くそうです。

また行けるといいな。

 

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