清潔な器具の、大切さ。
2018.02.09清潔な器具の、大切さ。
こんにちは!!
今年6月のスターウォーズ新作公開が待ちきれない、院長の小泉です。
私たちは、毎日患者さんの歯や歯ぐきの治療をしています。治療の際には、様々な器具を使用していきます。
歯科は、治療の際に血液に触れる機会がたくさんあります。歯ぐきには、多くの毛細血管が走っています。そのため、歯を抜いたり歯石を取ったりすると出血を伴う場合があるのです。
したがって治療で使用した器具は、しっかり洗浄し汚れを取り除かなければなりません。
今回は、当院で行っている器具の洗浄・消毒をご紹介していきます。
1.器具は汚れてしまうもの
歯科の治療の場合、器具には100%汚れが付いてしまいます。
取り除いていく虫歯はバイ菌の塊のようなものです。また出血を伴うこともあるため、器具に血液が付いてしまうことも多くあります。
これらの器具を洗浄もせずそのまま使用しては、いけません。様々なバイ菌やウィルスを他の患者さんに感染させてしまうことになってしまうからです。
そこで重要になってくるのが、器具の洗浄と消毒です。
ここをしっかり行い、常に清潔で安全な器具を患者さんに使用していきます。
2.どのように器具の洗浄・消毒をしていくのか?
器具を洗浄・消毒していくには、いくつかのステップがあります。
① 付着物の除去
まずは、流水下で器具に付いた汚れをキレイに落とします。このときスポンジを使用すると、汚れがスポンジ内に残ってしまうため、ブラシを使用していきます。
② 予備洗浄
付着物がキレイに落ちたら、器具を特別な薬液に浸けます。この薬液には、タンパク質を分解する効果があり、器具に付いている目に見えない血液の成分やバイ菌などを取り除いていきます。
③ 洗浄
その後、界面活性剤などを入れた超音波洗浄機で洗浄していきます。超音波洗浄機によって、予備洗浄で分解したタンパク質などを器具表面から剥がします。
④ 滅菌
最後に、器具を完全に無菌化するために滅菌を行います。
洗浄の終わった器具を専用のパックに入れ、しっかり封をします。
パックに入った器具を滅菌する機械に入れ、滅菌していきます。
当院で使用している滅菌機は、MELAG社製バキュクレーブ31B+です。この滅菌機は、ヨーロッパ規格クラスBに適応しており、高温・高圧で細菌やウィルスを99.9%死滅することが出来ます。
MELAG社 Vacuklav 31 B+ ホームページ ← 詳しくはこちらを
⑤ 乾燥
滅菌機にて滅菌が終わった器具を乾燥させ、終了となります。終わった器具は、使用するまでパックは開封せず、清潔な状態のまま保管します。
3.まとめ
少し前に、週刊誌や新聞などで歯科の器具の扱いについての記事が載った事がありました。その記事には、「患者さんに使用する器具はそのまま使い回し、不潔な状態である。術者が付けている手袋も使い回し。」などと書かれていたように思います。
そういう歯科医院もあるのかもしれません。
しかし、それは衛生上あってはならないことだと思います。
当クリニックでは、上記のように清潔な器具を準備し、新しい手袋で患者さんの治療を行います。
治療をお受けになる際は、ご安心頂ければと思います。
今回公開するスターウォーズの新作はスピンオフで、ハン・ソロというキャラクターがメインになるそうです。
6月29日(金) 公開決定!! 楽しみ!!
済みません・・・。映画の話です・・・。
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