いっぱい噛める君が好き
2020.01.18いっぱい噛める君が好き
みなさんは食事をしているとき、
何回噛んで食べているのか意識したことはありますか?
現代の日本人は1度の食事で噛む回数は、約600回と言われています。
戦前では、約1400回、さらに昔の弥生時代では約4000回も
噛んでいたと言われています。
現代の食べ物は柔らかいものが増えて、
あまり噛まなくても飲み込める食事になったことによる
食文化の変化の影響もあります。
しかし、実際に噛む回数が減ることにより、
体にさまざまな悪影響がでてくると言われています。
そこで、「よく噛むこと」の大切さについてお話していきます。
及ぼす体への悪影響
そのなかでも代表的なものを紹介します。
①肥満
噛むという行為は、脳の中にある満腹中枢を刺激します。
満腹中枢が刺激されることで、人間は食事での満足感が得られるようになります。
しかし、噛む回数が少なければ、
いくら食べても満腹中枢への刺激が足りず、満足感が得られません。
したがって、必要以上に食べる量が増えてしまい、肥満につながってしまうのです。
②歯周病
歯周病は口の中の細菌が繁殖することによりおこる、歯茎の炎症です。
噛むことで唾液がでます。
唾液には口の中の細菌を洗い流す役割も果たしています。
噛む回数が少ないことで、唾液の量も減少し、
口の中に細菌が残ってしまうことにより、歯周病になってしまいます。
「よく噛むこと」で肥満や歯周病の予防にもなります!!
その他にも「よく噛むこと」にはさまざまな効果があります。
「よく噛むこと」の効果
①栄養の吸収を助ける。
唾液に含まれる消化酵素が食事の吸収を助けるため、
栄養の吸収率はよく噛んで食べたときのほうが効率がよいと言われています。
②胃腸の働きをよくする。
よく噛むことで唾液が増え、消化を助けてくれます。
よく噛まずに飲み込むと、その分胃の中で消化することになるので、
よく噛むことで胃の負担が軽くなります。
③食べ物本来の味が分かり、おいしく味わえる。
ゆっくり噛んで食べることで、食べ物の味が分かりよりおいしく味わえます。
④顎の正常な成長や発育をする。
よく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し、丈夫なあごをつくります。
あごが充分に発達していないと歯並びが悪くなってしまいます。
⑦脳の活性化
噛むことで脳への血流が増加し働きを活発にするために、
脳の若さを保って老化を防止します。
~アドバイス~
食事の際、1口30~50回は噛むようにしてみてください!
始めは慣れないとお思いますが、数えながら噛んでみてください。
かたいものを食べたり、ガムを噛んだりしてみるのも効果的です。☆(ˆ∇ˆ)⁄ ☆☆
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