口内炎の謎
2019.09.28口内炎の謎
こんにちは!!
先日、中華の食べ放題に行って、完全に食べ過ぎた、院長の小泉です。
食欲の秋ですね・・・。
皆さんは、口内炎になったことがありますか?
ふと気付くと、ほっぺや舌、唇に出来る口内炎。出来ると痛くて食べにくいし、なかなか治らない・・・。
ちょっと厄介ですよね。
この口内炎、よく出来る方とほとんど出来ない方がいらっしゃいます。
なぜでしょうか?
今回は、そんな口内炎の謎に迫ってみようと思います。
1.口内炎ってなに?
では、口内炎とは何なのか?
某百科事典(○ikipedia)では・・・
「口内炎とは、口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称である」
となっています。
簡単に言うと、お口の中に起こる炎症のことです。
様々な原因で、お口の粘膜に炎症が起こってしまい、痛みが出てしまいます。
口内炎には、大きく分けて3つに分けることが出来ます。
・細菌の感染による口内炎
細菌によって感染し、口内炎を起こすことがあります。
例えば、猩紅熱、ジフテリア、淋病などの細菌によって起こります。
・ウィルスの感染による口内炎
細菌とは異なり、ウィルスの感染によっても口内炎は起こります。
主な病気として、帯状疱疹、手足口病、麻疹などがあります。
手足口病は、お子さんに流行する時期もあり、注意が必要です。
・アフタ性口内炎
一般的な口内炎は、ほとんどがこれに当たります。
細菌やウィルスに感染した場合、一度にたくさんの口内炎が出来ることが多いのですが、アフタ性口内炎は通常1~2個程度出来るのみです。
2.なぜ口内炎は起こるのか?
一般的な口内炎、アフタ口内炎。
実は、なぜ口内炎が出来てしまうのか、はっきりした理由は分かっていません。
口内炎が出来る理由には、様々な事が関係していると言われています。
主な原因として、以下の事があります。
① 食べ物の好き嫌いによる鉄分、ビタミンの減少
野菜や果物を多く取らなくなってしまうと、各種ビタミンが摂取できず口内炎が出来やすくなります。特にビタミンB系の栄養が影響あると言われています。
② 舌や頬の粘膜を良く噛んでしまう
歯並びや噛み合せによって、舌や頬の粘膜を噛んでしまうことがあります。噛んでしまった粘膜に傷が出来てしまい、口内炎になってしまいます。
また、歯ブラシによる歯ぐきへの傷も口内炎になってしまうことが多いです。
③ ストレス、睡眠不足、疲労
過度のストレスや睡眠不足、疲労から体調不良になってしまうと、身体の抵抗力が下がってしまいます。そういった場合、口内炎が出来やすくなってしまいます。
④ 唾液の減少、お口の中の乾燥
お口の粘膜は、唾液によって覆われることにより守られています。唾液の量が減少してきたり、口呼吸によってお口の中が乾燥してしまうと、粘膜も乾燥してしまい口内炎が出来やすくなります。
⑤ お口の中の清掃不良
お口の中を清潔に保つことが出来ず、汚れが多く残ってしまっている場合、汚れをエサにしてバイ菌がたくさん増えてしまいます。そのバイ菌が粘膜に付いてしまい、口内炎になってしまいます。
3.口内炎が出来たらどうする?
細菌やウィルスの感染による口内炎は、原因となる感染症を治すことが必要です。
アフタ性口内炎は、基本的に何もしなくても自然に治ります。
しかし、大きな口内炎だったり複数出来ている場合、治るまでに時間がかかります。
口内炎の治療としては2つの方法があります。
① 塗り薬
口内炎に直接塗って、治りを早くする方法です。
市販の塗り薬もありますし、歯科医院で処方されるお薬もあります。
お薬を塗る際、口内炎の部分をティッシュやガーゼなどで拭ってから行うと、効果が高いです。
② レーザー治療
口内炎の部分にレーザーを当て、治療する方法です。
レーザーによって口内炎を焼くことで、治りも早く、当てた直後から痛みは消えます。
非常に即効性のある治療法です。
4.まとめ
口内炎は、非常に厄介です。
なかなか治らないし、痛みがあるため食事がしにくくなります。
なるべく身体を休め疲労を残さず、バランスの良い食事を摂ることで、口内炎は出来にくくすることが出来ると思います。
また、ビタミンB系統のサプリメント(チョコラB○など)を摂ることもオススメです。
そして、定期的に歯のクリーニングを行い、清潔に保つことも重要ですね。
辛い口内炎にならないよう、気をつけましょう!!
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