クリーニングと食欲の秋!!
2016.09.29クリーニングと食欲の秋!!
こんにちは!!
大好きなモンブランが美味しい季節になって嬉しい院長の小泉です。
たまに歯医者さんに行くと、「クリーニングしましょう」と言って歯のお掃除をしてもらうと思います。キーーーンという音と共にお水が出てきて、何やら歯の汚れを取っているような・・・。終わってうがいをすると血が一杯出ている・・・。でも、何かスッキリしている・・・。
このクリーニング、一体何を取っているのでしょうか??
誰でも一度は経験のある「歯医者さんのクリーニング」、この謎を解明していきます。
1.クリーニングで何を取っているの??
クリーニングで主に取っているのは、「歯垢」と「歯石」です。歯垢とは簡単に言うと食べ残しです。最近ではプラークという名前でも知られるようになりました。(詳しくは過去のブログをご覧下さい。 「なんで虫歯になっちゃうの!?」 )歯垢は、ある程度なら歯ブラシでも落とすことが出来るのでクリーニングではブラシで取りにくいところを除去していきます。
クリーニングの重要な目的は「歯石」を取り除くことなのです!!
2.歯石って何だ??
歯石とは文字通り「歯の石」です。上でも出た歯垢が固まって(石灰化)歯にこびり付いたものです。ブラシなどではなかなか取り除くことは出来ません。
では、歯石はどこに付くのか?歯石が付くと何がいけないのか?もう少し詳しく探っていきましょう!!
① 歯石には種類がある??
歯石には大きく分けて2種類あります。
・歯肉縁上歯石
これは歯ぐきより上の部分に付いている歯石のことです。下の前歯の裏側や上の奥歯の側面によく付きます。(唾液が出てくる所に付きやすいです)この歯石は比較的柔らかく、通常のクリーニングで簡単に取ることができます。中には患者さんご自身で取ってしまう方もいらっしゃいます・・・。出来れば危ないのでやめて頂きたいです・・・。
・歯肉縁下歯石
これは歯ぐきより下の部分、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)についている歯石のことです。歯周病が進行し隙間が深くなっていくと多く付いてきます。歯ぐきの上の歯石よりも硬くガッチリ歯に付いているため、なかなか取ることが出来ません。これを取る場合は麻酔をして専用の器具で取っていきます。読むだけで嫌ですね・・・。
② 歯石は悪者!!
歯石が歯についている場合、なぜ取らなければならないのでしょうか?
実は歯石自体に病原性はないといわれています。歯石の表面は硬く表面がザラザラしています。そこは絶好の歯垢の溜まり場なのです。ザラザラしているため歯垢も取れにくくなります。歯垢の中には虫歯や歯周病のバイ菌がとてもたくさん住んでいます。歯石の上に歯垢が溜まれば溜まるほど、虫歯や歯周病になるリスクが高くなっていきます。
また歯石がたくさん付いていくと、歯ぐきを圧迫してしまいます。歯ぐきは歯石に押されることにより血液の流れが悪くなりバイ菌に対する抵抗力も低下していきます。その結果、歯周病が進行しやすくなってしまいます。
やはり、歯石をつけて良いことはありませんね。
3.歯石を取って、バイ菌とサヨナラ!!
以上のように、歯石はお口の中に悪影響を与えます。定期的に歯医者さんでクリーニングをし歯石を取り除いてキレイにしていく事で、歯垢の量を減らしブラッシングしやすい環境にすることが大切です。
最低でも2~3ヶ月に一度はクリーニングされることをオススメします。
虫歯や歯周病の原因は、歯垢の中に潜むバイ菌です。ツルツルの歯には歯垢が付いても簡単に落とせます。
クリーニングでツルツルの歯にしましょう!!
以前セミナーで講師の先生が言っていた言葉を思い出します。
「歯石溜めずに、金貯めろ!!」
名言だ・・・。
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