さようなら、親知らず。
2017.02.14さようなら、親知らず。
こんにちは!
寒い日が続き布団から出たくない、院長の小泉です。
寒いのは苦手です。夏生まれなので・・・。
「親知らず」と聞くと、どんなことが思い浮かびますか?
「痛そう・・・。」
「抜くのが大変そう・・・。」
「抜いた人が大変だったと言っていた・・・。」などなど。
確かに親知らずは抜くのが大変なことが多いんです。しかし、親知らずと言っても色々あります。
親知らずはなぜ抜かなければならないのか!?
そもそも親知らずって何だ!?
今回は、みんなが恐れる「親知らず」について解説します。
1.親知らずって何だ??
一般的に親知らずと言われる歯とは、一番奥にある奥歯のことを言います。たまに生まれつき無い方もいらっしゃいますが、基本的に上下左右4本います。
正式名称を「第3大臼歯」、「智歯」と言います。
この奥歯が「親知らず」と言われる理由は、親がこの歯の生え始めを知らないくらい後に生えてくるからだそうです。(諸説あり)
ちなみに英語では「Wisdom Tooth」。物事の分別が付く頃に生えてくるからだそうです。(諸説あり)
2.なぜ親知らずを抜かなければならないの??
親知らずと言っても、基本的には普通の奥歯です。なので普通に真っ直ぐ生えてくれば、抜く必要は全くありません。むしろ噛む歯が多くなり、よりいい状態となります。
しかし、現代人は非常にアゴが小さいです。特にアジアの人々はアゴが小さい人種と言われています。
したがって、一番奥にある親知らずの生えるスペースがなく、生える途中で止まってしまうことが多いんです。そのため残念ながら邪魔な歯となってしまい、抜かなければならなくなってしまうのです。
3.抜かなければならない親知らずとは??
①横に向いている親知らず
抜かなければならないケースで一番多いのが、 横に生えてきている親知らずです。
生えようとしている途中で手前の歯に引っかかってしまい、生えきれず止まってしまいます。こうなってしまうと、汚れが溜まりやすく虫歯になったり歯ぐきが腫れてしまったりします。
なので、邪魔な歯になってしまい抜く事になってしまいます。
②反対の親知らずがない場合
以前、下の親知らずを抜き上の親知らずを放置すると、噛む相手がいなくなり 上の親知らずが下に落ちてきます。
その結果、下の歯ぐきや頬の内側を傷つけてしまうことがあります。この場合も邪魔な歯になってしまうので、抜く事になってしまいます。
逆に上の親知らずが無くなった場合、下の親知らずは上へと挙がってきてしまい邪魔になってしまうことが多いです。
③大きな虫歯になってしまった親知らず
親知らずに大きな虫歯が出来てしまった場合、場合によっては抜かなければならないことがあります。
しかし、親知らずも立派な奥歯なので、状況によっては抜かずに残す努力をします。
4.まとめ
横に向いてしまっている親知らずは、歯ぐきの中に埋まっていることが多く、抜くのが大変です。歯ぐきを切開して開き、親知らずを切断しなければならないこともあります。
術中は麻酔が効いているので痛みはありませんが、終わった後に痛みや腫れが出ることが多いです。
これが、痛かったと思われる理由なんです。
一時的な大変さはありますが、虫歯や歯ぐきの炎症を起こさないために、邪魔な親知らずは抜いてしまいましょう!
私も過去に親知らずを抜きました。口腔外科の先生に抜いて頂いたのですが、途中で麻酔が切れてきて涙が出てきました・・・。
「男なんだから我慢しろ!!」って言われても・・・。痛いですよ・・・。
小泉デンタルクリニック ← Click Here
03-6450-8186 ← Call Please
下北沢駅南口より徒歩9分 ← アクセスはこちら