夏になるとやってくる、アイツ。
2019.07.27夏になるとやってくる、アイツ。
こんにちは!!
やっと梅雨も終わりがけ、髪が落ち着いてきた、院長の小泉です。
雨も少なくなり、いよいよ夏本番という季節になって来ました。
暑くなってくると、冷たいものが美味しくなってきますね。
かき氷、アイスクリーム、そうめん、などなど・・・。
そんな冷たい物を食べた時、キーーーーンと歯がしみることはありませんか?
歯がしみる原因には、様々な事があります。
今回は、そんな歯がしみてしまう原因について、お話いたします。
1.なぜ、歯がしみてしまうのか?
歯はなぜしみてしまうのか?
理由は、歯の中にある神経にあります。
歯の内部には、「歯髄」と呼ばれる神経や血管が集まっている部分があります。
この歯髄に冷たい刺激が伝わると、歯にしみる感覚が起こります。
歯がしみてしまうのは、歯髄に何らかの原因で刺激が伝わってしまうからなのです。
ちなみに虫歯が大きくなり、歯がズキズキと痛むことがありますよね。
これは、虫歯のバイ菌が歯髄に入ってしまい炎症を起こすからなんです。
2.歯がしみるようになってしまう原因
では、なぜ歯髄に冷たい刺激伝わってしまうのでしょうか?
これには、様々な原因があります。
① 虫歯
歯に虫歯が出来てしまうと、バイ菌によって歯が溶けていきます。
虫歯が大きくなるにつれて溶けていく範囲も広がり、歯の内部が出てきます。
すると、虫歯が歯髄に近づいていきます。歯髄に近い分、冷たいものの刺激が伝わりやすくなり、しみるようになってしまいます。
虫歯が出来ている場所によって、しみてくる時期も変わってきます。
② 知覚過敏
最近、TVコマーシャルなどでお聞きになったこともあるかと思います。知覚過敏。
これは、虫歯ではないのに歯がしみてきてしまうことをいいます。
では、なぜ知覚過敏になってしまうのか?
・歯周病
歯周病とは、歯ぐきの病気です。歯周病になってしまうと、歯ぐきが下がってしまいます。
歯ぐきが下がることにより、歯の根の部分が露出してきます。歯は頭の部分より根の部分の方が刺激に弱い性質があります。
したがって、出てきた根の部分に冷たいものが触れると、歯がしみてしまいます。
・ブラッシング
歯ブラシをする際、ブラッシングの力が強すぎてしまうと、知覚過敏になってしまいます。
歯ぐきは力に弱いです。ブラッシングの強い力に負けてしまい、ドンドン下がってしまいます。すると、歯の根の部分が出てきてしまい、しみるようになってしまいます。
また、強い歯ブラシは歯も削ってしまいます。
ブラシの毛先は意外と鋭く、強く当てると歯を削ってしまいます。これが長く続くと、歯がえぐれてきてしまい、しみるようになってしまいます。
③ 咬みあわせ
噛みあわせがズレてしまい、歯に負担が掛かってしまうと、しみるようになってしまいます。
歯は、意外と動きます。その動きの中で噛みあわせが変化してしまい、歯に負担を与えるようになっていきます。
その負担によって、歯髄が過敏になってしまい、歯がしみやすくなってしまいます。
3.しみるようになったら、どうする?
では、歯がしみるようになってしまったらどうしたらいいのか?
まず、虫歯や歯周病が原因である場合は、その治療が最優先です。
知覚過敏が原因でしみてしまう場合、歯科医院で対応することが出来ます。
しみてしまう部分にコーティングのお薬を塗ることにより、しみるのを防ぐことが出来ます。
お薬は透明ですので、見た目には全く分かりません。しかし、歯に付いている力が弱いため、ブラッシングなどで取れてしまうことがあります。
また、ブラッシングの力を弱くする、定期的に歯科医院で咬みあわせのチェックをするなども知覚過敏にならないための予防策となります。
最後にオススメなのが、「シュミテクト」。
ドラックストアなどで販売されている歯磨き粉です。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
これ、意外と効果あります。歯ブラシに少し付けてしみる部分に浸透させるように優しく塗っていきます。
すぐには効果は出ませんが、やっていくと、徐々にしみなくなります。
是非、お試し下さい。
4.まとめ
歯がしみてしまう症状がある方、結構いらっしゃいます。
初めは気にならない程度なのですが、少しずつ強くなっていき、最終的には冷たい物を口に出来ない状態になってしまうこともあります。
もし、「歯がしみるなぁ」と思われる方、早めにご相談下さい。
すぐに改善できるかもしれません。
夏は、冷たい物を食べたいですからね。
私も、キンキンのビールをグーッと・・・・。失礼しました・・・。
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