進化する麻酔!!
2017.09.09進化する麻酔!!
こんにちは!!
最近やってきたストレッチポールで身体をほぐしている、院長の小泉です。
皆さんは、今まで何度か虫歯の治療をしたことがあると思います。虫歯を治療する際、神経がある歯は痛みが出てしまうため、麻酔をしていきます。
この麻酔、嫌ですよね・・・。
注射で麻酔しますし、この麻酔自体が痛かったという方もいらっしゃるのではないかと思います。
また麻酔した後、何時間か痺れた感じが残り、うがいや食事がしにくかったりします。
しかし、麻酔は治療に必要なものなのです。
最近は技術の進歩により、麻酔も負担が少なく出来るようになりました。
今回は、そんな歯医者さんの麻酔について、書いていこうと思います。
1.麻酔はなぜ必要なの?
歯の中には、歯髄と呼ばれる神経と血管の束があります。歯髄は、中心から外側に向って神経の枝を網の目のように広げています。
虫歯を削っていく時、その神経の枝に触ってしまい、痛みを出してしまいます。
したがって、麻酔によって神経を麻痺させ、痛みを出すことなく治療することが出来ます。
麻酔は、歯だけでなく歯ぐきにも有効です。
親知らずや虫歯が大きくなってしまった歯を抜歯する時、やはり麻酔が必要です。麻酔によって歯ぐきを麻痺させ、抜歯する際の痛みを無くします。
また、歯周ポケットの深い部分についている歯石を取り除く際にも、歯ぐきに麻酔をしていきます。
2.麻酔はどのようにしていくの?
麻酔の方法は、注射です。治療する部位の歯ぐきに注射をし、麻酔の薬を歯ぐきの中に注入していきます。
麻酔の薬は、歯ぐきの中から骨に浸透していき、歯や歯ぐきを麻痺させます。
また、下の親知らずの抜歯をする際は、顎の骨の中に走っている神経(下歯槽神経)に麻酔をし、下の顎全体を麻痺させることもあります。
使用する薬剤は、リドカインと呼ばれるものが一般的です。このリドカインには、アドレナリンという薬剤も添加されています。アドレナリンは血管を収縮させる役割があり、麻酔の薬が、血流によって流れないようにし、長時間必要な部分に留まらせることが出来ます。
3.麻酔は進歩している
昔の歯医者さんの麻酔は、先生が歯ぐきに注射をブスっと刺し、力いっぱいギューっと薬を入れていました。
これが麻酔の痛みの原因でした。
最近は、麻酔専用の器具があり、手動でなく電動で薬を入れていきます。
これにより、歯ぐきに圧力が掛からず、弱い力でゆっくり薬を入れることが出来ます。
また、麻酔の注射をする前に、歯ぐきに表面麻酔のジェルを塗ることで、針を刺す痛みを軽減することが出来ます。(当クリニックでは、バナナの香りとミントの香りがあります)
現在では、注射針も以前に比べると細くなっています。太い針により、歯ぐきに刺す痛みは軽減しています。
このように、昔は苦痛だった麻酔も、だいぶ楽になってきました。
4.まとめ
現在の歯科の治療に、麻酔は必要不可欠なものです。私も毎日のように使用しています。
注射や痺れた感じが残るなど、あまり良い物ではないのですが、麻酔によって痛み無く治療をすることが出来ます。
色々な工夫をして、なるべく負担無く麻酔が出来ればと思っています。
過去に麻酔で辛かった思い出のある方も、治療の際は麻酔をお受けになってみてください。
以前よりは、楽になっていると思います・・・。
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