石仮面に対抗する波紋。
2017.07.20石仮面に対抗する波紋。
こんにちは!!
只今、ダイエット停滞期真っ只中な、院長の小泉です。
歯医者さんに行くと、よく「歯のクリーニングをしましょう」と言われたことはありませんか?
歯医者さんで行う歯のクリーニングとは、基本的に歯垢(プラーク)や歯石を取り除いています。プラークや歯石は、歯にとっても良い物ではありません。
特に歯石は、知らず知らずのうちに付いてしまい、歯ブラシで取り除くことが出来ません。歯石って一体何なのでしょうか?
今回は、そんな 歯石 について書いていきます。
1.歯石ってなんだろう?
歯石とは、文字通り「歯の石」。歯の周りに付いてしまう石の様に固い付着物です。、歯石の原因は、「プラーク」と「唾液」です。
お口の中で最も汚れが溜まってしまうのが歯と歯ぐきの間、いわゆる歯周ポケットです。この歯周ポケットにプラークは溜まってしまいます。
このプラークに唾液が流れていくと、唾液の中の成分(カルシウムなど)によってだんだん固まってきてしまいます。これを石灰化といいます。
石灰化されたプラークは、歯の表面にこびり付き、歯石となっていきます。
2.歯石にも種類がある。
歯石には2種類います。付いてしまう場所や性質が異なります。具体的に言うと
歯周ポケットの外にあるか・中にあるか
によって分かれます。
歯周ポケットの外にある歯石を、歯肉縁上歯石
歯周ポケットの中にある歯石を、歯肉縁下歯石
といいます。
① 歯肉縁上歯石
歯周ポケットの外側、歯ぐきより上に付いている歯石をいいます。上記のプラークと唾液から作られる歯石はこの歯石になります。
それ故、唾液が出てくる穴の近くである下の前歯の裏側や上の奥歯の外側に溜まることが多いです。
色は白く、比較的脆いです。食事などで自然と取れてしまうこともあります。
鏡で下の前歯の裏を見たとき、歯の周りに付いているザラザラした白いものが確認できたら、この歯石が溜まっているなと思っていただいていいと思います。
② 歯肉縁下歯石
歯肉縁上歯石と違い、歯周ポケットの中に付いてしまう歯石のことをいいます。
この歯石は、唾液が原因ではなく、歯周ポケットの中にある歯ぐきからの浸出液(血液から来るネバネバした液体)や血液が原因といわれています。
歯周ポケットが深くなっている部分に多く見ることが出来ます。
色は黒っぽく、非常に硬いです。
歯周ポケットの中にいるので、なかなか見ることは出来ません。
3.歯石はなぜ良くないのか?
歯石の表面は非常にザラザラしています。虫歯や歯周病の原因となるプラークはツルツルした歯の表面よりもザラザラの歯石の表面に溜まっていきます。
その結果、プラーク内にいるバイ菌が増えていき、虫歯や歯周病を引き起こしてしまうのです。
特に歯肉縁下歯石は、歯周ポケットの深いところにあるので、プラークがポケットの深いところに入ってしまった場合、なかなか取り除くことが出来ません。
やはり歯石はキレイに取り除き、プラークが付着しにくい環境にしていくことが大事です。
4、どのように歯石を取っていくのか?
① 歯肉縁上歯石の場合
歯肉縁上歯石は、歯ぐきの上に見えている歯石なので、簡単に取り除くことが出来ます。
方法は、超音波で振動する器具を使って、歯石を歯の表面から剥がすように取っていきます。歯肉縁上歯石は脆いので、振動によってボロボロと取れていきます。また、器具は振動しているだけなので、歯の表面を傷つけることもありません。
② 歯肉縁下歯石の場合
歯肉縁下歯石は歯周ポケットの深いところにあるため、少々厄介です。
そのまま取ろうとしても、歯ぐきに触ってしまい痛みが出てしまいますので、取る時は少し麻酔を行い痛みの無い状態で除去していきます。
また、かなり深い位置に歯石がある場合は、少し歯ぐきを開いて直視下で歯石を取り除きます。
5.まとめ
歯石は、生活していると必ず溜まってきてしまいます。そして、いつの間にか虫歯や歯周病を進行させます。
定期的に歯医者さんでクリーニングを行い、キレイな状態にしていくことが重要です。
クリーニングが終わった後の歯の状態を鏡や舌触りで確認して、ちょっと変わったな?と思ったら、クリーニングのタイミングと思っていただければ。
出来れば、2~3ヶ月に1度は、お越しいただけると嬉しいです。
お待ちしております。
ちなみに今回のタイトル、小学生の頃ジャンプを読んでいた40歳代の方ならお分かり頂けると思います・・・。
ジョジョ、ディオ、スピードワゴン・・・。ウリイイィィィ~・・・。
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