金属の歯だと、みぞみぞする。
2017.02.23金属の歯だと、みぞみぞする。
こんにちは!!
最近やっているドラマ「カルテット」にはまっている、院長の小泉です。
毎週火曜日22時~TBS系列でやってます。面白いですよ~。
虫歯を治療する際、虫歯が大きかったりすると白い詰め物ではなく金属の詰め物を付けることになります。
上の奥歯であれば、あまり見えないのでそこまで気にならないと思います。しかし下の歯だと大きく口を開けた時に結構見えてしまい、目立ってしまいます・・・。
なぜ金属でなければならないのか??
金属以外に詰め物はないのか??
今回は、そんな金属の詰め物の謎について迫ってみましょう!
1.そもそも、何で金属なのか??
歯に虫歯ができてしまった場合、虫歯は取り除かなければなりません。取った後、虫歯の範囲が小さく周りにしっかり歯の質があれば、白い詰め物(保険範囲内)で対応できます。
この白い詰め物のことを「コンポジット・レジン(以下CR)」と言います。
CRは、近年かなり進歩しており、強度や審美性において十分なレベルになっています。しかし、基本的には歯に貼り付ける物なので、噛む力に耐えることが出来ないため、削れてきてしまったり取れてしまう事が多いです。
特に虫歯の範囲が大きい場合、詰める範囲も大きくなってしまうため強度や持続性の面で厳しくなってしまいます。
そんな時、部分的な金属の詰め物を作成し、歯に装着することになります。
金属の詰め物であれば、強度的に問題なく、しっかり噛むことができます。
この部分的な詰め物のことを「インレー」と言います。
2.インレーはどうやって作る??
では、インレーはどうやって作るのか?
① 虫歯を取って形を整える
まずは、虫歯をしっかり取り除きます。(神経がある歯は麻酔をします。)その後、虫歯のあった所に合わせてインレーを装着する形を整えていきます。
② 歯の型取りをする
形が整ったら、その歯の模型を作るため型取りをしていきます。形を整えた部分は精密に模型で再現しなくてはならないので、慎重に型取りします。形を整えた部分には仮のフタをし、インレーを装着するまでお過ごしいたします。
③ 模型を技工士さんに送る
出来上がった模型を技工士さんに送り、インレーを作製して貰います。インレーは一つずつその歯に合ったものを設計し、鋳造して作ります。いわゆるオーダーメードになります。
④ 出来上がったインレーを歯に装着する
型取りしてから約3~5日でインレーは出来上がってきます。出来上がったインレーをお口に中で微調整した後、装着していきます。
これで、おしまいです。
3.金属は色が気になる・・・
保険の範囲内では、基本的にインレーは金属が適応となります。しかし、色が気になる・・・。
そういった場合、インレーをセラミックで作製する事も出来ます。
その場合、周りに歯の質の色に合わせて作製していくので、装着後はほとんど目立ちません。しかもセラミックであれば強度も十分なので、CRのように削れたりすることもありません。
しかし、そんなセラミックにも2つの欠点があります。
欠点1 削る量が少し多くなる
セラミックとは、お茶碗のような陶器と同じ材質なのです。陶器のお皿は薄いと割れやすくなります。インレーも同じ様に、薄いと割れやすくなってしまいます。
なので、厚みを持たせるために金属のインレーより若干削る量が増えてしまいます。増えるといっても0.5~0.8mm位です。
欠点2 保険が適応されない
残念なことに、セラミックのインレーは保険が適応されません。自費診療の扱いになってしまいます。したがって、価格が保険のインレーより高くなってしまいます。
当クリニックでのセラミックインレーの価格は下記のページをご覧下さい。
↑ここをクリック
虫歯が大きくなってしまうと、治療は大変になってしまいます。
まずは、虫歯を作らないこと!
次に、虫歯が小さいうちに治すこと!!
これが重要です。
過去に虫歯の治療をして、すでに金属のインレーが入ってしまい色が気になる方。
いつでも、ご相談くださいね。
今回のタイトルにある「みぞみぞする」は、ドラマ「カルテット」に出てくる世吹すずめ(満島ひかりさん)がよく使う言葉なんです。意味は良く分からないんですが・・・。
このドラマに、ドハマリしています。次回も楽しみ。
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